みりおさんの主演で、3回も時と場所を変えてキャストも変わって公演しているのですね。
コメディなんだけれど、ヤマ場で、出演者もお客さんも全員が真剣な表情に変わるような、あのみりおさんの演技の切り替えは素晴らしいです。あの切り替えは次の「ME AND MY GIRL」にも同じことが言えました。そのコメディと真剣な場面とのバランスが絶妙です。
専科の悠真 倫さんも、父親役も母親役も両方できる方で、存在感があり、素晴らしいです。
それにしても、みりおさんは、この作品やビル以外にも、「ポーの一族」のエドガー、「金色の砂漠」のギィなど、出生が分からず孤独にずっと生きて来て、一緒に生きて行く人を追い求める役が多かったですね。悩める主人公が合っていました。
好青年・こじらせ男子・人間であらざる者、を交互に観たくなります(笑)