この作品の物語と珍しい美学がとても印象的でした。
芝居の第一幕には、すべての小道具やセットが真っ白でちょっと不気味な感じをしました。そして、女王が恋に落ちると背景が突然鮮やかになりました!なんと素晴らしい視覚的なメタファーでした。
やっぱり、落ち込んでいる時や憂鬱である時は自分の周りを白黒として見えますね。楽しい事や綺麗な物がきらめきと色を失ったようになってしまう。けれど、生きがいさえ見つかれば世界中が虹色に染まっていきますね。
轟悠がいつものように素晴らしかったです。特に、シェークスピアのハムレットを読んでいたシーンが好きです。
悪役を演じても愛ちゃんがエロくて素敵でした。第二幕の始まりに和希そらが完璧なフランス語で歌うシーンも大好きです。そんなによくフランス語で歌えるなんてびっくりしましたわ。