トランペット・オルフェ/不死鳥のつばさ燃ゆとも　(脚本と配役)　月組　大劇場公演プログラム　＜中古品＞

商品説明

種別

公演プログラム

組

月組

発売日

1963-03-01

出演者

内重のぼる・藤里美保・春日野八千代・玉野ひか留・瑠璃豊美・大路三千緒・冨士野高嶺・黒木ひかる・沖ゆき子・水原節子・桃山千歳・上月晃・小柳日鶴・美竹しげる・多摩川濤子・尾上貴子・睦千賀・木花咲耶・千草栞・豊みのり・神州洋子・都にしき・八汐路まり・古城都・蘭るり子・白峰万里子・御幸沙智子・谷ちづる・和歌鈴子

商品内容

【トランペット・オルフェ】

ニューヨークの裏町にある、小さなクラブ“黒猫”――そこにはチンピラの不良少年やその相手のキャッチ・ガールたちがたむろしていた。

この連中の多くはイタリア人で、アメリカの市民でありながらも、差別感をもたれ、ひねくれていた。

ユリディスも、こうしたキャッチ・ガールの一人で、今もチンピラどものボスであるハデスに、早くいいカモを連れて来いと、いじめられているところだった。

寒い戸外に放り出されて凍えていたユリディスは、部屋に入るなり倒れてしまい、このクラブで働くトランペット奏者のオルフェに助けられた。

オルフェは、ハデスとは義理の兄弟になるが、冷たくあしらわれているユリディスを自分の家に連れて帰り、休ませた。

生まれて初めて他人から優しくされたユリディスはオルフェを愛するようになり、二人の間にはいつしか愛が芽生えていった。

トランペットの仕事を失い、波止場で働くオルフェ、ユリディスに横恋慕する倉庫監督のクロノス。 クロノスは倉庫監督という立場を利用し、悪事を企むが、この悪事にオルフェもユリディスも巻き込まれていくことに……。


【不死鳥のつばさ燃ゆとも】

平岩弓枝氏が初めて宝塚歌劇団の為に書き下ろした脚本で、春日野八千代が演出を担当している。


ローマ法王への使者として、千千石家の領主の長男、千千石ミゲル、その従兄の千千石左近、伊東マンショ、原マルチノの四人の若者が派遣されることとなった。

中浦ジュリアン（小史郎）は、語学にたけた熱心なキリシタンであったが、身分がいやしいという理由でこの人選から漏れてしまったが、ローマへの憧れは強く、そこにいけば出世も可能だという夢を抱いていた。

そんなジュリアンの心を見透かしたように、左近はジュリアンに、役を代わってやってもいいとソッと話を持ち掛けてきた。

こうしてジュリアンは恋仲であった千千石里絵の思慕をふりきって、日本を後にしたのだった。

二年後――。
一行はインドに滞在していた。

インドで彼らの前に前イスパニア総督の令嬢ユリーヌが現れ、マドリッドにいる父が病に倒れた為帰国したいが、現総督が反感と野心を抱いているため、港を出ることができないので助けてほしいと頼んだ。

ユリーヌに愛を感じたミゲルはジュリアンに密航の力添えを頼むも断れてしまうが、いざ、脱出という時にジュリアンはユリーヌの脱出に力をかし、彼女は無事に父親の許へ帰ることができた。

しかし、ジュリアンはこの施設一行の権力者伊東マンショの反感をかってしまい、ローマに到着しても法王の謁見も許されなかった。

一方、兄のバルトロメオから、自分を救ってくれたのがジュリアンであったことを聞き、ユリーヌは驚く。

日本使節の一行が出発して、はや九年の歳月が流れていた。
日本は今、キリシタン禁止の時代に変わってしまっていた。

帰国した一行達の栄光への希望も、すべて消え失せ、キリシタン迫害の身となってしまう……。

公演日

公演会場

宝塚大劇場

原作

小原弘宣・平岩弓枝

監督

小原弘宣・春日野八千代