プリンス・イゴール/大川端/たそがれの維納　（解説と配役）　月組　大劇場公演プログラム＜中古品＞

商品説明

種別

公演プログラム

組

月組

発売日

1954-02-01

出演者

故里明美・朝倉道子・南悠子・神代錦・松乃みどり・高羽千鶴・深山さくら・川路立美・壬笙櫻子・畷克美・竹屋みゆき・宇治かほる・朝丘雪路・八代洋子・黒木ひかる・丘眞琴・京山美和子

商品内容

【プリンス・イゴール】

バレエ作品。

韃靼の陣営。
音楽が東洋風のな強いリズムを持った舞曲に始まると、奴隷の女たちが踊り始める。

この曲が終わると、一隊の武士がこれに代わって踊りだし、先頭には隊長。 彼は弓を手にしてこれを振りながら部下を指揮している。

彼の体は風の如く踊り狂い、そこに娘の一隊が加わる。 彼等は娘たちを擁して踊り廻る。

踊りは次第にクライマックスに進み、傍観の男女は歌い、そして踊りは一層混乱する。

音楽もまた最高潮に達し、倒れんばかりに烈しく踊り、全て熱狂裡に幕は下りる。


【大川端】

江戸時代のこと。
山城屋の娘おくめと、手代の清吉が、秋の夜更けに大川端へ心中に来る。

おくめは川へ身を投げて死んだが、清吉は石につまづいたことから死に後れる。 慌てておくめの後を追おうとしたが、死ねない。

清吉は急に恐ろしくなって、その場から去ってしまった。 夢中になって逃げていく清吉の後から、おくめの幻影がついて来る。

かと思うと、今度は捕吏の姿の幻影を見たり、また母親が唄ってくれた子守唄などが聴こえて来たりもする。

清吉は、それらの幻覚や幻想に悩まされ、夜の街を逃げ回っているうちに、再びもとの大川端までやってきて……。


【たそがれの維納（青きドナウ）】

18世紀のオーストリア、ウィーンの街はワルツの曲が流れ、人は優美な衣装に身を包み、平和に暮らしている時であった。

ウィーンの酒場ドムマイヤの提琴弾きのフランツは酒場の歌姫メリッタに愛情を寄せている。

この酒場に通っている伯爵カルネロもメリッタに好色な目を光らせており、貪欲な酒場の主人ベーターと組み、今夜も舞台が終わったメリッタと出かけようとしていた。

然し、今夜はフランツの誕生日であり、彼も誕生日をメリッタと祝おうと彼女を待っている。

メリッタは女特有の打算的な考えから、フランツの心も判らず、人気と金に目がくらみ、伯爵にみえを売る。

失恋に自暴自棄になったフランツは二度と音楽はやるものかと、滅茶苦茶に自分のヴァイオリンを壊してしまい、そして伯爵と口論したことから店の主人ベーターからも酒場を解雇されてしまう……。

公演日

公演会場

宝塚大劇場

原作

ボロディン・香取仙之助・内海重典

監督

小牧英・花柳年之助・内海重典