雪姫/ウィ・ウィ・パリ　月組　(脚本集)　東京公演プログラム＜中古品＞

商品説明

種別

公演プログラム

組

月組

発売日

1960-03-03

出演者

天津乙女・明石照子・夏亜矢子・松乃みどり・鳴海千賀子・大町桂子・天乃小舟・吉月朱美・多摩川涛子・和歌鈴子・千草栞・天路律子・都乃錦・加茂さくら・八乙女京子・如月美和子・歌川波瑠美・藤ノ也久恵・藤里美保・麻鳥千穂・鮎川三鶴・鮎川三知代・真木弥生・三島節子

商品内容

【雪姫】

久しぶりの天津乙女の特別出演で話題となった舞踊劇。

人の情を知り、恋をすれば、春の太陽にとけてしまう雪娘ーその娘と結ばれた村人の与作、そしてその間に生まれた娘・お花の悲しい物語。


雪国の長い冬が終わる頃、村人たちは雪まつりを楽しんでおり、それは若者や娘たちが踊りの輪に紛れ込んで好きな相手を探させる、縁結びの祭りでもある。

年男の与作は、狩人で村一番の若者だった。
娘たちは、与作と踊って縁が結ばれるようにと、後を追うのだが、どの娘も与作の気には入らなかった。

早春の村にも名残の雪が降り、白銀のように輝く雪山には雪の大神、女神、雪姫、精女たちが冬の終曲を舞っている。 雪姫はいつも一人ぼっちなので、つい村人たちの雪祭りの笛や太鼓に誘われてしまう。

里の娘たちのように与作と踊りたかったのである。
だが、雪姫は雪の花である。
人の情を知り恋をすれば、春の太陽に溶けてしまうのだ。

冬の女神や精女たちは雪姫の身を案じていた。
里に降りた雪姫は、お雪と名乗り、そして与作を好きだというが、無表情な冷たさは与作に恐怖心を起こさせるだけだった。

雪姫が人の情や喜び、悲しみを知らないからだった。
雪姫は与作を待ち続け、嫁になるのだと言って聞かず、たとえ束の間の恋でもいいから与作に愛されたいと願うのだった。

冬の女神はお守りの鏡を雪姫に渡し、肌身につけておくように命じた。
鏡は女の心であり、氷の心に温かい血を通わせてくれるのである。

鏡を身に付けたお雪は、喜びも恥じらいも知るようになり、与作はお雪の温かい心に愛を感じるようになり、二人はついに結ばれた。

こうして、七年の歳月が過ぎ、娘のお花はお雪に似て器量が良く、母のお雪もその美しさが冴えるばかりだった。 そして、又、楽しい雪祭りの季節がやって来たが、お花は笑ったこともなく、周りからは鬼姫と呼ばれていた。

お雪は自分のお守りの鏡をお花に渡すと、お花にも温かい心が通い、上手に踊れるようになったものの、鏡を手放したお雪は朝の太陽に消えてしまうことになる……。


【ウィ・ウィ・パリ】

高木史郎が最も愛するパリのムードを、新しいタッチとシャンソンで綴る華やかなレビュー。


写真が掲載されているのは上記の方のみです。

公演日

公演会場

東京宝塚劇場

原作

白井鐵造・高木史郎

監督

白井鐵造・高木史郎