長安の月/ヴエネチア物語　（脚本集）　月組　江東劇場公演プログラム＜中古品＞

商品説明

種別

公演プログラム

組

月組

発売日

1948-07-15

出演者

淡島千景・室町良子・天城月江・鵲わたる・三保松子・浦島歌女・月空美舟・久慈あさみ・南悠子・緋櫻陽子・由美あづさ・花月澄枝・清川はやみ・神歌美鈴・日野晃・深山さくら・筑紫まり

商品内容

【長安の月】

頃は唐の玄宗皇帝の時代。
我が日本の朝廷は第八回の遣唐使と共に、三人の留学生を派遣し、かの地の学問・芸術・宗教を学んでくるように命じた。

三人の留学生である、阿倍仲麻呂、下道眞備、玄昉は、唐の都長安に着き、その発達した文化に驚き、中でも仲麻呂は、唐の王宮の秘書である暦学の原書「金鳥玉兎集」の閲覧を命じられていた。

しかし、「金鳥玉兎集」は門外不出の書物であり、皇族ですらも見ることが許されていなかった。

仲麻呂の師父である張壽齢は、唐の秘書監となれば可能かもしれないと、仲麻呂に助言し、彼に唐の役人になることをすすめた。

仲麻呂は刻苦勉強の末、ついに唐の秘書監の位にまで進んだが、目的の「金鳥玉兎集」の閲覧は許されなかった。

それを聞いた張壽齢の娘・彩雲はずっと仲麻呂に想いを寄せていましたが、兼ねてから皇帝に妃として宮中に上がるように所望され断っていたが、仲麻呂のためになるならと病の身にも係らず、その申し出を受け宮中に参内します。

彩雲の切なる血を吐く如き願いの言葉に動かされ、ついに皇帝は「金鳥玉兎集」の閲覧を許しますが、その喜びも束の間、彩雲はその若い命は尽きるのでした……。


【ヴエネチア物語】

その昔、イタリアのベルモンテの町に、例えようもなく美しく、才徳きわめて勝れた娘がいた。
このポーシャ姫に求婚する為に広い世界の隅々から、澤山の貴族や王族たちが皆、こぞって集まってきていた。

ヴェニスのバッサニオもその一人で、彼はベルモントに旅する費用を親友のアントニオから借り受け、同じく友人のグラシャアノと共にベルモントへと旅立った。

ポーシャ姫への求婚者たちは、姫の父君の遺言によって三つの厘から唯一つ眞實の愛を秘める厘を選ばねばならないことを知ると皆、姫の求婚を思い止まって虚しく去って行った。

ベルモントに着いたバッサニオは聞きしに勝るポーシャ姫の美しさに敢然と厘選びに挑むのだった……。


写真が掲載されているのは、淡島千景・南悠子・久慈あさみのみです。

公演日

公演会場

江東劇場

原作

香村菊雄・高崎邦祐

監督

香村菊雄・高崎邦祐