笹四郎の笛/アンコール・ワット　(脚本と配役)　雪組　大劇場公演プログラム＜中古品＞

商品説明

種別

公演プログラム

組

雪組

発売日

1964-10-01

出演者

真帆志ぶき・加茂さくら・日夏悠理・松乃美登里・大路三千緒・三鷹恵子・牧美佐緒・可奈潤子・淡路通子・竹川由起・花登章・千波薫・朝凪美舟・久方春代・葉月恵・夏川真巳・曾我桂子・里園ゆり・勝陽子・姫由美子・有馬そよ子・桂木ゆたか・幾久まゆ美・水島みのる

商品内容

【笹四郎の笛】

むかし、ある村の、とある辻堂の軒先で観音様と地蔵様がうわさ話をしていました。 今日、この村で同じ時刻に、二つのお産があり、それも隣同士であったというのです。
一人は男の子、一人は女の子。

しかし、同じ時刻に生まれた子供でも二人の子の運勢には雲泥の差があり、男の子は青竹三本の貧乏相、女の子の方は米俵三俵の分限者の相だというのです。

この話を聞いていた男の子の父親は帰るなり、女の子の親に二人の子供を許嫁にすることを約束させてしまいました。

男の子は笹四郎、女の子はたけと名付けられ、二人は仲良く大きくなり、約束通り二人は夫婦になりました。

笹四郎は笛を作りそれを売って商いをしており、たけは夫の商いを支えていました。 ところが、二人のこんなささやかな幸せも長くは続きませんでした。

たけの父親松六が笹四郎に無断で、たけをお屋敷の奉公に出す約束をしてきてしまい、さらに三年分の給金の前借までしてしまったのです。

気の弱い笹四郎は、松六にたてつくこともできず、泣く泣く愛しい妻と別れてしまうのでした。

そして、一年後。
鼓大尽と呼ばれている分限者の立派なお屋敷の前で、笹四郎とたけは偶然に出会い――。


【アンコール・ワット】

東南アジアのアンコールワットの遺跡にまつわる悲しい物語。


カンボジアの地に、昔扶南という王国があったが、隣国クメールに滅ぼされ、若い扶南王とその姫は、無残にもクメール王の手で泉に投げ込まれ、蛇の餌食にされてしまった。

それ以来、扶南の姫ラーガは蛇身と化してその泉に住み、クメールを呪い続けてきた。 蛇の化身となって緑色の光と共に泉から甦ったラーガは、ドラヴィヤ皇帝を誘惑する。

それを知った皇太后は、隣国から迎えた皇后プラバーラと日頃から仲が良くないので、皇后を追い出す策略として、ラーガを妃に迎える。

突然の仕打ちに驚いた皇后は皇帝を非難するが、皇帝は皇太后の仕業だといいわけをした。

ある日、皇后の妹マニマーラ姫が一羽の鳩を持って皇后を訪ねてきた。

そして、姉にもし何かあれば、この鳩を放せば、直ちに軍勢を差し向けて、この国をのっとり、皇后を助ける準備ができていることを告げた。

皇帝と皇后のわだかまりもおさまったかに見えたが、皇帝の前には尚もラーガの誘惑が待ち伏せていた。

それというのも皇帝の妹ニードラ姫をいけにえとして泉の魔王に捧げるように巫女のお告げがあったというのだ。

あまりのことに皇太后は気が狂ってしまうが、いたいけないニードラ姫は鳩が可哀想だと鳥かごから逃がしてやった。

それが隣国から攻めてくる合図とも知らずに……。

公演日

公演会場

宝塚大劇場

原作

宇野信夫・鴨川清作

監督

宇野信夫・鴨川清作