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雪と薔薇/オテナの塔 雪組 東京公演プログラム<中古品>

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商品番号 PRG-32093B
販売価格 ¥ 2,980 税込

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商品説明

種別
公演プログラム
雪組
発売日
1956-03-16
出演者
明石照子・龍城のぼる・尾上さくら・三鷹恵子・上月左知子・緑八千代・草間淑江・美吉佐久子・筑紫まり
商品内容
【雪と薔薇】

アンデルセン童話の「雪の女王」と「ある母の話」を元に作られた作品。


それはいったいいつのことなのか分からないが、とにかく或る日のこと、一人の悪魔がたいそう上機嫌ではしゃいでいました。 というのは、悪魔が苦心の結果、たいへん不思議な鏡を作り出したからでした。

それは、世の中の正しいもの、美しいもの、立派なもの、すべてがまともにうつらず、全然反対のものに見えるという、いかにも悪魔の好きそうな鏡でした。

思いあがった悪魔は、神の姿をうつしてみようとしましたが、神の姿が映ると同時に鏡は割れて粉々になってしまいました。

それだけですめば何事もなかったのですが、悪いことに割れた鏡の破片が地上に落ちて、人間の体の中に入り込んだため、面倒なことになってしまったのです。

この破片が体内に入ると、どんなに良い人でも、たちまち悪魔と同じ考え方、見方をするようになってしまうのです。

北の国の或る町に、貧しいながらも平和に幸福に暮らしている三人の心優しい親子がいました。 兄の名はカイ、妹の名はゲルダといい、素直で親切なよい子供たちでした。

ところが或る日、あの悪魔の鏡の破片がカイの眼の中に入り込んだのです。 その日からカイの性格は一変し、母や妹がひたすら祈りましたが何の効果もなく、それどころかカイの性格は日が経つにつれて悪くなっていきました。

やがて雪の降る冬の或る日、雪の女王がカイを雪のお城へと連れて行ってしまいました。

母親はカイを探して吹雪の中をさ迷い、追いはぎに捕えられ、身ぐるみはがされましたが、それでもカイを探しておそろしい鳥の鳴き声が不気味にこだまする森のなかに入って行きました。

ところが母親の声にこたえて現れたのはカイではなく、恐ろしい白髪の妖婆でした。 この妖婆は母親におまえのその美しい髪をくれるなら、カイの行方を教えてやってもいいと云い、愛する息子の為に母親は何のためらいもなく髪を妖婆にあたえてしまいました。

森の妖婆からカイはこの森を抜けた湖水の向こう岸にある雪のお城に雪の女王と一緒にいると教えられますが、湖水をわたることができません。

そんな時、また妖婆が現れ、今度は目を置いて行けといいます。 母親は一瞬迷いましたが、子供を想う母の愛はついに両眼をも湖水の妖婆に渡してしまいました。

髪も眼も失った湖水の妖婆がくれた魔法の杖にすがって、とぼとぼと雪のお城に向かいました。 魔法の杖はカイのいるところに案内してくれましたが、カイは母親の事を覚えていませんでした。

雪の女王のかけた魔法でカイは昔の事をすっかり忘れてしまっているのでした。 母親は狂気のようにカイの名前を呼び続けましたが、カイには届きませんでした。

そして母親は以前、カイがよく歌っていた「バラの花の歌」を心を込めて歌いました。 この歌を聞いて、カイは忘れていた遠い日のことを想いだし、母親にすがりつき泣きました。

そして二人の熱い愛の力でついに雪のお城は崩れ去りました。 誠の愛を涙のおかげで、カイの目からは悪魔の鏡の破片が流れ出て、母親もすっかり元の美しい姿になりました。


【オテナの塔】

燃え上がるアイヌの部落、蝦夷地は長い平和を破られ、金銀財宝と共に人々の命までが奪われようとしていた。 この侵入者は風祭六太夫という日本の武士であった。

しかし、アイヌの祖先からは伝わる宝庫は、尊長カムイだけが知る秘密であった。 彼は宝のありかを示す巻物を息子の雄鹿に渡すよう若者ウタヤに命じて、息をひきとった。

だがウタヤは欲深いアイヌの男ルシベに後をつけられ、巻物は二つに割かれてしまった。 割かれた巻物とアイヌの宝庫をめぐって、争いが起きるが――。



※写真が掲載されているのは、上記の方たちのみです。
公演日
公演会場
東京宝塚劇場
原作
高木史郎・北村寿夫
監督
高木史郎・平井正一郎