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黒あざ姫と炭焼/君ありてこそ 星組 東京公演プログラム<中古品>

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商品番号 PRG-42099B
販売価格 ¥ 2,980 税込

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商品説明

種別
公演プログラム
星組
発売日
1960-01-01
出演者
寿美花代・内重のぼる・浜木綿子・毬るい子・天城月江・大路三千緒・真帆志ぶき・那智わたる・畷克美・水原節子・本城珠喜・桃山千歳・高殿ゆかり・多摩川登季子・水代玉藻・瑠璃豊美・槇克巳・深山しのぶ・高千穂佑子・高田和美・明月美保・若山かず美・朝風翠
商品内容
【黒あざ姫と炭焼】

歌舞伎や新劇新派などで数々の名作を生んだ巨匠・宇野信夫先生の作品。


昔、京の都に二条為家という公卿がいた。
その一人娘の姫は、器量もよく、気立ても優しかったが、ただ一つ欠点があった。
それは眼の下に黒いあざがあることだった。

そのため、姫は「黒あざ姫」とあだ名され、若い公達もこれを嫌って見向こうともしなかった。

身分の低い壬生介でさえ、父の為家が恥をしのんで懇願するも空々しい理由をつけて、姫を妻に迎えることを断ってしまった。

その為、為家も妻の衣笠も途方に暮れてしまい、それを見ていた姫は婿は自分で探すからと言い、六角堂に籠って祈願するのだった。

その満願の日、姫の前に観音様が現れ、「紀井の国、三重の里、成子山の小五郎という人がお前の婿です」と告げ、姫は両親に見送られ、一人旅立つのでした。

長い淋しい旅路の果てについに姫は観音様のお告げ通り、成子山に着き、小五郎という男に出会った。 小五郎は奥深い山の中で多くの猿どもを相手に炭焼きをしているので、真っ黒な顔をしていた。

それでも姫は観音様のお告げだからと小五郎の妻になろうと決心する。 そして、小五郎が姫の顔のあざを一向に気にする風ではなかったので、それだけでも姫は心が軽くなった。

一方、人の好い小五郎は、いじらしい姫の姿に心を惹かれ、早々婚礼の準備を始める。 獲物をとりに弓矢をもって山へでかける小五郎に、姫は両親から渡された黄金の袋を渡した。

その日は、運悪く一羽の鳥も捕まえることができず、沼のほとりまで来てようやく一羽の鴨を見つけるが、矢を使い果たしてどうすることもできないでいた。

小五郎は姫から手渡された黄金の袋に気付き、三つの黄金をつぶてにして、一羽の鴨を仕留め、喜び勇んで炭焼き小屋へ帰ってきた。

炭焼き小屋では姫が倒れているので驚いた小五郎だったが、時期に姫は意識を取り戻した。 そして、姫は小五郎に三つの黄金を持って都へ戻り、幸せに暮らそうと言いだした。

しかし、小五郎からその黄金も鴨を仕留めるために沼に投げ込まれたと聞き、姫は絶望して泣き伏してしまった。

姫の悲しみをみて、小五郎は、ただ姫がここに留まってくれることを必死に懇願するのだった。 姫は小五郎の純真な気持ちに心を打たれ、ついに都へ帰ることを諦め、この山奥で一生を送ることを決心する。

そのことは又、姫自身にとっても本当の幸せであると深く悟ったのである。


【君ありてこそ】

南米アンデス山脈の麓の牧場で、牧師のブラッドレーは一人の女性に出逢った。 それは、一年前、ブラッドレーの親友ジョウ・メイスンと一緒に行方不明になったラナであった。

ラナは彼の問いに答えて、一年前の悲しい出来事を語るのだった……。


ハバナの酒場の女ロジータは、大勢のイギリス人旅行者を欺いたかどにより、カリブ海の島追放されることが決まっていた。

彼女にはガロワという兄がおり、ロジータを利用してはタカリを働いており、ラナはそのガロワの情婦だったのである。

ロジータが追放される前夜、領事の息子ジョウと親友ブラッドレーが一緒にやってきた。 ガロワはインチキ賭博でジョウから金を巻き上げるが、ジョウは一ロジータに一目ぼれしてしまった。

彼女の事で父の領事を説得しようとするが、事情を知らない父親が当然彼女の罪を赦すはずもなく、やむを得ずジョウは許嫁シャーロットを捨てて、ロジータと共に島を逃れる決心をする。

そして、良い金づるができたとほくそ笑むガロウの手配で、彼とジョウ、ロジータ、ラナ、ジョウとロジータの父アデマールの五人に子分を連れて、ハイチへ逃亡する。

ハイチではしばらく幸福な生活が続くが、そのうち生活は苦しくなり、ガロワはロジータとジョウを別れさせる代わりに、五人の罪を不問にし大金を寄こすようにジョウの父の領事へ手紙をだし、居所を教えてしまった。

ジョウはやがえ迎えに来た両親と許嫁のシャーロットにハバナへ連れ戻される。

それから二年の後、牧師になったジョウはハバナの私娼窟で偶然にも街の女になったロジータと再会する。

この出会いが、新たなる悲劇を巻き起こしていく――。
公演日
公演会場
東京宝塚劇場
原作
宇野信夫・内海重典
監督
宇野信夫・内海重典