高山右近/懐かしのアリゾナ　星組　江東劇場公演プログラム＜中古品＞

商品説明

種別

公演プログラム

組

星組

発売日

1949-09-05

出演者

神代錦・越路吹雪・鵲渡・出雲國子・月空美舟・深綠夏子・美吉佐久子・汐風みちみ・雪城美沙子・梓眞弓・緋櫻陽子・対馬衣都美・浅茅しのぶ

商品内容

表紙：越路吹雪


【高山右近】

天正6年、安土城の織田信長は愚かな民百姓たちを欺いて、金品を絞り上げる傲慢な比叡山の僧坊を焼き拂い、又石山本願寺をこらしめた。

これらの不遜な僧侶たちに比べ切支丹の伴天蓮は常に善行を積んでいるのを感じ、はるばるローマから布教に来た神父オルガンチーノを城に招いて、切支丹の布教に協力することを誓った。

信長の息子、信忠、信孝もまた切支丹信徒となり、オルガンチーノの教えを受けていたが、信長が摂津領主にとりたてた伊丹城主荒木村重は何故か信長の心に背いていた。

信長が村重に何故自分に背くのか問うが、信長は村重の態度に怒り鐡扇で打擲して額を傷つけるが、村重の家臣で高槻城主高山右近が仲に入り、信じる切支丹の教えを守って飢えたる者に食糧を与えたにすぎないととりなして、その場を救った。

高山右近は徳高き切支丹の信徒で、両親、姉妹、妻子も切支丹の信仰厚き人だった。

荒木村重が信長公を亡ぼして、全日本に君臨する野望を密かに抱いていることを知っていた村重の幕下茨木城主中川清秀は、信長に額を傷つけられた恥辱ととりたてて、これを機に軍を起こすことをすするのだが……。


【懐かしのアリゾナ】

アメリカ西部アリゾナ州のある町では、新任の州監督官マタロオリイを迎える為に、祝いの装いがめぐらされ、興奮した見物の人々が町の広場を埋めていたが、その群衆の中に三年ぶりに漂然とこの町へ帰って来たリューク・エイベルの姿があった。

酒場を持っているリュークの友人ダニイは、思いがけない親友の姿を見て喜び、新任の州監督が来ることを放すが、市長の先導で現れたマクロオリイは、リコークの父が死亡した時、親友を装ってリュークに譲られる筈の財産を奪い取った。

そして、マクロオリイはリュークを無一文の境涯に陥れ、彼にとっては忘れることのできない男だった。

リュークは三年ぶりに見る幼馴染のキャスリンが、兄フランクの指摘でマクロオリイに歓迎の花束を捧げ、兄妹の邸を彼の当座の宿として提供したいとフランクが言っているのを見た。

リュークとキャスリンは深く愛し合っていたが、フランクは宿無しで無一文のリュークとキャスリンが恋に落ちることを恐れ、二人の仲を割こうとする……。


写真が掲載されているのは、上記の方のみです。

公演日

1949-09-10

公演会場

江東劇場

原作

香村菊雄・高崎邦祐

監督

香村菊雄・高崎邦祐