山彦乙女/夢の三郎/リズム・イン・クリスマス　（解説と配役）　星組　宝塚新芸劇場公演プログラム＜中古品＞

商品説明

種別

公演プログラム

組

星組

発売日

1963-12-01

出演者

千波淳・安芸ひろみ・南原美佐保・橘香久子・直木玉実・大空美鳥・天城月江・立花公子・鳴海潮・高殿ゆかり・若桜薫・東雲暁美・若宮淡紅子・明左弓・若みゆき・八重はるみ・桜川洋子・星美沙

商品内容

【山彦乙女】

昔々、遠い山の、そのまた奥の白樺の森に、たき木を拾いにやって来る元気で可愛い娘がおりました。 その娘は〝もん〟と言って幼い頃に両親と死別し、今では〝かね〟という新しいお母さんに育てられています。

ところがこのお母さんや新しい妹の千代、ネネ達は、何かにつけておもんをいじめ、辛い仕事をみんなおもんにさせていました。 でも、おもんは泣き言ひとつ言わず、一生懸命働きました。

おもんは自分もきっと幸せになれるときがあると思っていましたから、どんなにつらい事でも平気なのです。

ある日、おもんが山で歌を歌っていると向かい側の山から、おもんの歌に答えて山彦が聞こえてきましたが、それは男の声なのです。

次の日も、また次の日も、おもんが歌を歌うと決まって山彦の歌は答えてくれるのです。 おもんはそれを聞くと体中が暖かくなってきて、自分の体を山彦のする山の方へ放り出したくなるのです。

でも、いったい誰が歌っているのでしょう……。


【夢の三郎】

今は昔、鎌倉時代の初めの頃、夜ごと、野盗の現れる物騒な京の都に、三郎という青年が住んでいました。

彼はとある公卿の邸に奉公している身分の低い下人なのですが、せめて夢の中だけでも、華やかな殿上人や美しい上﨟たちのような暮らしを実現させようと、明けても暮れても居眠りばかりしているので、みんなから“夢の三郎”と呼ばれるようになってしまいました。

そんな三郎のことを同僚の八郎は何かと世話を焼きますが、八郎の気持ちを知らない三郎は今日も仕事を怠けて庭の片隅で夢を見ている始末です。

そして夢の中に出てくる一人の美しい上﨟に真弓という勝手な名をつけて、自分の憧れの対象にしているに至っては、八郎もあいた口がふさがりません。

折も折、都を騒がせている盗賊達が、いつ三郎たちが奉公している邸に押し入るとも限らない状勢で、邸では不寝番を置くことになり、運悪く三郎と八郎が最初の不寝番に命ぜられてしまいました。

昼間の務めでさえ嫌がっていた三郎は、この上、夜まで働かせるのかとますます憂鬱になり、またもや仕事を怠けて寝転がっていました。

そのとき、どこからともなく夢に出てくる真弓とそっくりな、左弓という女性が現れて、三郎に親しく話しかけてきたのです。 その女性があまりにも真弓と似ているので、三郎はだんだん夢と現実との区別がつかなくなってしまいます。

さてその左弓とは……。


【リズム・イン・クリスマス】

クリスマスをテーマにした楽しいポケット・ミュージカル・ショー



※写真が掲載されているのは、上記の方たちのみです。

公演日

公演会場

宝塚新芸劇場

原作

大関弘政・柴田侑宏・海野洋司

監督

大関弘政・柴田侑宏・海野洋司